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2010年3月

2010/03/11

浜川崎で現代美術を観る

バンクーバーオリンピックも終わっちゃいましたね~。
オリンピック好きとしては寂しい。

昨日は、仕事の後、浜川崎で、「椿昇(ツバキ ノボル)展」という現代美術の展覧会/イベント(~3/14まで開催)を観てきた。
事前に内容は全く知らなかったし、宣伝用のサイトを見てもGOLD WHITE BLACK Complex」というテーマタイトル以外は、内容は明示されてない。
親戚のキュレーターさんが「観るべき」と言ってくれたので、その言葉を信じて足を運んだ。
でも、展示内容も判らずに、展覧会に行くってのも、何かでたらめでちょっといいじゃないの。

浜川崎って高速の出口の印象しかないが、電車で行っても、オフィスのある虎ノ門から結構近かった。
19時前に到着。クローズ時間まで1時間急いで会場へ。

会場はギャラリーや美術館ではなくて、旧日本鋼管の体育館。
かつてはバレーボールの日本リーグも開催されたらしいが、大きいが古びた体育館である。
どことなく手作り感の漂う受付で記帳して、順路に従って展示スペースへ。
アクセスしにくい場所のせいか、天候のせいか広い展示場なのに、私の前後には誰も客がいない。なんか不思議な感じ。
絵画、写真、映像、オブジェなどそれぞれの展示が、連関がないようで、それでいて一つの連関を持って展示されている。
ギリギリまで照明を落とした空間そのものも、展示物の一つって感じがしてくる。
特にテーマは示されていないが、9.11後の出口の見えない世界の混沌が核になっているんだろうな。
「イントレランス」とか「ミスコミュニケーション」なんて言葉が観ていると何となく頭に浮かんできたりして。
物質文明のイコンとして、某巨大コーヒーチェーンのせイレーンのマークをもじったマークが使われていて、「これって知的財産権的には大丈夫なのかな」などと、余計な心配をしたりした(職業病だね)。
展示の最後は、巨大(体育館のコート部分をまるまる使っている)な核ミサイルのオブジェ。
内側に発光体が仕込まれていて、不思議に美しい感じで光っている。
なんか、キューブリックの映画「Dr. Strangelove」のラストの非常に美しい世界の破滅シーンと印象がかぶる。
「文明の墓標」ってことなんでしょうかね。
作者の、混沌とした世界への怒りではなく、静かな絶望を強く感じた展示会。

腹にずっしり来ました。面白かったです。

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